湯沢温泉は…
湯沢温泉は、閑静な街並みに恵まれた湯沢温泉は、最も古い歴史を持ち、高台に33体の観音像を奉った観音公園があります。
相馬御風の歌碑もあり、水戸藩士、関鉄之介捕縛の地として吉村昭氏が著した小説「桜田門外ノ変」にも登場する由緒ある温泉地です。
古くは「垂水(たるみ)の湯」と呼ばれており、この湯は皮膚病に効くと言われているため、
「あせも」などを治すために湯を持ち帰る人もいるほどです。
現在は、令和4年8月の豪雨災害により、湯沢温泉を体感できるのは共同浴場のみとなってしまいました。
湯沢温泉の特徴
源泉温度 | 1号井:29℃ 2号井:55℃ |
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泉質 | 1号井:単純温泉(低張性 中性 高温泉)
2号井:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉) |
入浴の効用 | 【一般的適応症】
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
【泉質別適応症】
きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症 |
湯沢温泉のいわれ
今から800年ほど前の鎌倉時代に、須貝刑部(すがい きょうぶ)はこの地に移ってきました。
刑部は、もともと強い弓の名手で、ある日、湯蔵山のふもとで熊を見つけ、得意の弓で熊を狙いましたが、いとめることができず、ついに取り逃がしてしまいました。
次の日、熊の血の跡をたよりに、探してみたところ、山あいの湯つぼで、昨日の熊が湯あみをしているのを見つけました。
刑部は、この地の有力者津野源太夫に協力を求め、二人で湯治場を開きました。
刑部の宿は、本鎌倉屋、源太夫は田屋と呼ばれていました。
子孫の須貝又右エ門さんの家には、この刑部の使った馬のくつわが、家の宝として残されています。
また、源太夫の家からは、村内に数多くの分家が出ています。
湯沢温泉の共同浴場
湯沢共同浴場(ゆさわきょうどうよくじょう)
露天風呂
貸切風呂
ペット
所在地 | 関川村湯沢678-3 |
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営業時間 | 8:00~18:00 |
料金 | 200円 |
駐車場 | 13台 |